エンベデッドシステムスペシャリスト試験の振り返り
2022年秋季のエンベデッドシステムスペシャリスト試験(略称ES)を受けて、合格することができたので振り返りを述べる。
動機
春季のIPA試験でネットワークスペシャリスト試験に合格した。詳しくは下記の過去記事を参照されたい。
この流れに乗って秋季にも何か受けようと思っており、データベーススペシャリストと比較してエンベデッドシステムスペシャリストの方が自分の適正に近そうだったので、 こちらを受けることにした。
受験時点での経験
今まで、組み込みっぽいシステムを触った経験がない。 大学の講義で、コンピュータのアーキテクチャに関する講義は受けたことがある。
また、過去に任天堂ゲームボーイのエミュレータを作ろうとしたことがある(開発途中で放置してしまっているが)。 受験してみて分かったことだが、結果としてこの経験が試験に大きく活きることになる。
勉強
試験前日の19時頃に、勉強を開始する。
今から試験勉強を開始......
— 🍢 (@_soyoil) 2022年10月8日
とりあえず午前試験の対策を始めた。以下のWebサービスを活用し、10回分くらい解くことで、大体8割くらい正解できるようになった。
ここで眠くなって寝てしまったので、午後試験は全くノータッチで本番に臨むことになった。
本番
午前Iは免除なので、のんびり起床して会場に向かった。
午前IIは過去問にも出たところが多く、ある程度自信があった。
午後IやIIに関しても、自分の興味分野と被るところが少しあったので、まあまあ解けたように思う。計算問題もあったが気合いで解いた。
結果
可もなく不可もなくという感じだった。運が良かったと言うほかない。
ESの問題の特徴として、CPUやメモリ、バスなどのハードウェアに近い低レベルな部分について多く聞かれる印象がある。 先述したエミュレータの開発では、まさにこの部分の使用を読み解いてソフトウェア的に実装する必要があるから、結果として自然と試験に直結する知識が身についていたと考えている。
結び
中身がほとんどない記事になってしまった。
何らかのハードウェアのシミュレータや、オペレーティングシステムなどを研究したり作ったりしたことがあれば、午前試験を暗記することにより比較的容易に合格できると思う。 次回の試験からESは論文式になるらしいので、そうなる前に取得できて本当によかった。